あのクレヨンをもう一度
(#CABF22)

俗悪アニメフェスティバルに向かうシンプソン一家。

「アニメってすごいよな。アレよりずっといい。アレが何かしらんけど」
と色んなアニメのコーナーに感激するホーマー。

珍しくフランダース一家も見に来ている。
ロットとトッドがアニメなんか見てもいいのか?と聞くと
このアニメはPresbylutheran(誰かは不明だがたぶん宗教系)が推進してるアニメだから大丈夫などとほざく。

着た人の動きがそのまま画面の中のキャラクターに反映されるというアニメスーツのテストを、
ホーマーが
いつものように調子にのって着て暴れまくる。
すっかりアニメスーツのとりこになったホーマーは、これからはアニメの時代だ!とすっかり勘違いし貯金全額をおろしに行く。
しかしマージと共有名義になっているので今はおろせないと職員に断られてしまう。
ここであきらめるホーマーではシーズンは15も続かない。

職員の見えない場所で、家族がいるように(驚くほどバレバレ)一人芝居をする。

ホーマー:「やあ!マージ」
ニセ妻:「ハーイ!あなた」
ホーマー:「これにサインして」
ニセ妻:「いいわよ」
ニセ子供:「パパ。おじさんにお菓子もらって!」
ホーマー:「だめだよ。お菓子なんか・・・・」
ニセ子供:「じゃあ、パパが食べていいから」

そして無事アホな職員のせいで、貯金全額おろせてしまう。
モチロンそのお金の行き着く先は、アニニモーションという胡散臭い会社の株だ。
モチロンその後すぐ会社は破産してしまう。

全財産を失ったホーマーは考えに考えて

「マージ。金持ちの夫婦に子宮を貸すんだ。怒ってもいいからイエスといってくれ」

といつものように無理難題を言う。

どうしようもなくなったホーマーはバーニーから、人体実験は儲かるという事を聞き早速、
「動物絶叫!医療センター」という
とってもにおう病院に行く。
人の神経系に
直にキそうな危ない人体実験ばかりをやるが、スタッフのみんなは
ホーマーのあまりの頭の悪さに疑問を感じはじめる。そしてついにその謎をスタッフの一人が突き止めた。


「シンプソンさん。あなたの脳にはクレヨンが刺さってます。」(でで〜ん!)

という
普通知能の低下だけじゃすまないよと言いたくなるような診断結果が出た。
どうやら子供の頃、16本のクレヨンを鼻に突っ込んで遊んでいる際に、1本だけ
取り忘れたらしい。
今更驚くことでもないが、すごい発想だと思った。

「あなたの知能に問題があるのはクレヨンのせいかも知れません。
クレヨン摘出手術しましょうか?取れば脳がパワーアップしますよ。あるいは死んでしまうか・・・」

というお誘いに
死ぬほど脳がパワーアップすると勘違いしたホーマーは
あっさり手術OKの申し出をしてしまう。

家に帰ってIQが50上がる手術をしてきたと自慢するホーマー。
それを聞いて一番喜んだのは、パパと一緒に図書館に行くのが夢だったという才女リサだ。

その後も知能の上がったホーマーは、フランダースに税金の計算をすれば神はいないと証明できるといったり
小学校で「第三回 鼻にモノをつっこまないレクチャー」の公演をしたりと、今まででは成し得なかった神業を
披露しまくる。


しかしそんなホーマーじゃ面白くもなんともないので、ここで事態は一変する。
自分の原発の安全性の調査レポートを、原子力規制委員会に提出してしまったがために
職員全員グビになってしまったのだ。

このお陰で、ドコに行ってもインテリ野郎!と嫌われるホーマー。
こんな状況に苦しんだホーマーはまた昔のアホで楽しかった頃の自分に戻る決心をする。

ここでシャシャリ出てくるのがシンプソンズで御なじみの違法手術専門無免許ヤブ医者Dr.リビエラ!!!!
と思っていたが実は人生のパートナー、外科医モーシズラックだった。
軽やかな手つきでホーマーの脳めがけてクレヨンを差し込んでいくモー。

その頃、シンプソン家ではクレヨンが1本足りないのを心配しているリサがいた。
まさか!と思いつつ、心配ないよとなぐさめるマージだったが、窓をぶち破って「ヒョヒョー!」と
家に転がり込んでくる父・ホーマーを見てやっぱりな・・・・・と愕然とする。

頭の良くなった父を誰よりも喜んでいたリサは世界の終末がやってきたように落ち込む。
が、そんなリサの前に(元)父ホーマーからの手紙が落ちてくる。

内容はこんなだ。

リサへ
卑怯なパパを許してくれ。でも逃げる前にコレだけは言っておく。
利口になってリサがどんなに素晴らしいかわかったよ。


このチンケな手紙で、信じられないようなアホに戻った父ホーマーへの愛をかみしめるのであった・・・・。
ひゅ〜



TOPに戻る H-FILE Hの悲劇 苦情処理ミノムー






[PR]動画